シンガポールの会社名の後によく付いている Pte Ltd とは

雑談
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シンガポールの会社の名前に Pte Ltd とか Pte. Ltd. とかよく付いていますが、あれは Private Limited の略で、非公開の有限責任株式会社のことです。シンガポールで設立される会社の一般的な形態になります。

シンガポールで法人を設立するには、会社名の許可を会計企業規制庁(ACRA: Accounting & Corporate Regulatory Authority)から得る必要があります。その命名ルールとして、会社が非公開会社の場合は、Private か Pte を、有限責任会社の場合は、Limited か Ltd を付けなくてはならないと決まっています。

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有限責任会社

有限責任会社(Limited Company)とは、株主が出資額に応じた株式を取得して、配当を得ることができ、出資金額を限度としてリスクを負うこととしている形態です。

ただし有限責任株式会社(Company Limited by Shares)であれば確かにそうですが、有限責任保証会社(Company Limited by Guarantee)というのも実はあって、その場合は出資者の責任範囲は定款に書かれた保証する金額までになります。ただし通常公共法人に限られます。

非公開会社

非公開会社(Private Company Limited by Shares)が最も一般的で、株主数が50名以下で株式の譲渡制限があります。

またその中でも株主が30名以下の個人で構成される場合は、Exempt Private Company となって、会計上の緩和措置があります。

公開会社

公開会社(Public Company)は、株主数に制限が無く、譲渡制限もありません。広く出資を募ることができます。

無制限責任会社

無制限責任会社(Unlimited Company)は、株主の責任が出資金額に限定されることなく、無制限に負担しなければならない形態です。もちろんこの形態をとることはまれです。

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