いざタクシーに乗りたいと思ったときに、目の前を「グリーンのTAXIサイン」(空車の意味)がついたタクシーが目の前を通てくれれば良いのですが、なかなかグリーンのが来ないことがあります。シンガポールではChange Shiftだといって行き先によって乗せてくれない場合もあります。たとえタクシー乗り場に行ったとしても、タクシーが全く来ないこともあります。こういう状況ではタクシーを呼ぶしかありません。シンガポールでタクシーを呼ぶ方法は非常に簡単です。ただしタクシーの予約には予約料金が追加でかかります。
アプリを使う
2013年にシンガポールに来た時から携帯のアプリでタクシーを呼ぶのは当たり前でしたが年々さらに便利になってきています。
ComfortDelGro Taxi Booking App
ComfortDelGroはシンガポールをベースとした国際的な輸送業者です。SBS Transitの75%を保有してバスや鉄道事業も行っています。その大企業がタクシー会社を2つ持っていて、それがComfortとCity Cabです。この二つのタクシー会社でシンガポールに走っているタクシーの61%を保有しています。
ComfortDelGro Taxi Booking AppというアプリではComfortDelGroのタクシーしか呼べませんが、かなりの数を占めていますので捕まえやすいと思います。GPSを使って現在地を取得したり、Favoritesに住所をいくつか登録しておいたり、履歴から住所を選んだりして、出発地と目的地を指定してSUBMITを押すだけタクシーを探してくれます。タクシーが捕まれば画面に出てくるナンバーを覚えて待つだけで、キャンセルもアプリからできます。
Grab
まえはGrab Taxiと呼んでいましたが、Grabに変わりました。Grab自体がタクシーを管理しているシステムで、そこに登録しているドライバーの中から目的地に向かってくれるタクシーを探し出してくれます。ComfortDelGroのドライバーもGrabに登録していたりしていますので、今では一番タクシーを捕まえやすいアプリになっていると思います。アプリも使いやすいですし、私も最近はGrabを主に使っています。
Uber
Uberは日本でいうところの白タクを管理している配車システムです。Uberに登録している個人のドライバーが基本的に自分の車を使って迎えに来てくれます。支払いはUber上で行いますので、現金の受け渡しはありません。
タクシーが混んでいる時間帯はUberの方が高くなることがあるようですが、基本的にタクシーよりも安く目的地に行くことができます。支払いもクレジットカードで便利ですが、キャンセルにより課金されるケースがありますので注意が必要です。
電話する
今時電話して予約している人は少ないようにも思えるのですが、今でも電話で予約している人も結構いますね。6342-5222に電話するとComfort、City Cab、Premier Taxis、Prime Taxi、SMRT Taxis、Trans-Cab Services、Yellow-Top Taxi全部共通なのでとても便利なのですが、混んでいてつながらないことが多いです。
個別の予約用電話番号もあります。
Comfort, City Cab | 6552 1111 |
Premier Taxis | 6363 6888 |
Prime Taxi | 6778 0808 |
SMRT Taxis | 6555 8888 |
Trans-Cab Services | 6555 3333 |
Yellow-Top Taxi | 6293 5545 |
SMSする
71222にSMSして予約することもできます。昔よくタクシーを予約するのに郵便番号を調べていた時代がありました。“BOOK 郵便番号 LOBBY”のようにメッセージを送って予約していました。ちょっと面倒なのでこれだとアプリで予約したほうが良いですね。
キャンセルする
予約したとたんに目の前にグリーンのTAXIを付けたタクシーが止まるなんてことがあります。アプリからだと簡単にキャンセルできますし、携帯やSMSでも予約番号で簡単にキャンセルできます。
でもタクシーの運転手は予約を受けてせっかく向かってくれているので、到着があまりに遅い場合は仕方がありませんが、キャンセルするのは私はマナー違反だと思います。
雨の日は捕まらない
タクシーを呼ぶ方法は説明した通りですが、雨の日で帰宅時間と重なるとタクシーはものすごく捕まりづらくなります。金曜日の夕方とか最低です。こういう時は8ドル払ってAdvance bookingするという選択肢もあります。
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