2013年より試験的に導入されていた早朝のCityへのMRT無料乗車は2016年6月30日まででしたが、一年間延長されて2017年6月30日までとなりました。とても良い制度なので、延長というか無期限にして欲しかったですね。
簡単にこの制度を説明すると、オフピーク通勤を促進するために、始発から朝の7:45までに都市部のCityにある18のMRTの駅の改札を出た場合、平日だけですが運賃が無料になります。7:45から8:00までの間も$0.50割引がされます。
ただしこの18の駅から乗ったら適用されません。Cityの外に住んでいる人が早朝にCityに通勤する場合を想定していますので当たり前ですね。
18の駅は、Bayfront、Bras Basah、Bugis、Chinatown、City Hall、Clarke Quay、Dhoby Ghaut、Downtown、Esplanade、Lavender、Marina Bay、Orchard、Outram Park、Promenade、Raffles Place、Somerset、Tanjong Pager、Telok Ayerです。
シンガポールも昔、日本と同じように通勤ラッシュが大変でしたが、この制度導入により7%の人が早朝通勤にシフトしてかなり改善されました。シンガポールのMRTの料金的には$1程度なので、これくらいの割引でも7%も通勤時間帯をずらしたわけですね。ほんと価値のある社会実験です。
日本の場合は電車代はもっと高いし、距離が長い人も多いですからさすがに無料はないにしても割引とかすると大きな改善がされるのではないかと思います。
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