日本の住所を書くときは、都道府県のような大きな地域の名前から徐々に狭い地域名のように、エリアを徐々に小さくしていくような記入方法をとります。一方シンガポールでは欧米と同じように、小さなエリアから大きなエリアへと記入し、「通り」を基準とします。
シンガポールの住所のフォーマット
手紙を書くときは最初に受取人の名前を書いて、次に住所が続きます。
住所のフォーマットを表にまとめます。
フォーマット | 例 |
---|---|
名前 番地と通り名 町名と郵便番号 | Mr. Shinoda Kenji 16 Nassim Road Singapore 258390 |
名前 ブロック番号と通り名 #階-アパートメント番号と建物名 町名と郵便番号 | Mr. Jackie Chan Blk 238 Orchard Boulevard #11-01 The Orchard Residences Singapore 237973 |
海外からシンガポールに手紙を送る場合には、国の名前を最後に追加する必要があります。「REPUBLIC OF SINGAPORE」や「REP. OF SINGAPORE」のように書いておきます。
ブロック番号について
HDBとかに数字が大きく書いてあったりしますが、あれがブロック番号です。コンドでも複数の棟に分かれているものにはそれぞれブロック番号が割り当てられます。AとかBとか最後にアルファベットがついているのもあります。
住所を頼りに目的の場所に行く場合、これが一番の難関で順番に並んでいなくて番号を探すのが大変なことが多いですね。Google Mapを使っても分かりづらいことが多かったりします。
実際に住所を書く場合、Blkと明記することもありますが省略して構いません。HDBは建物名も省略できます。
ビルの中の部屋番号について
#01-02のような番号は、部屋を表しています。Unit Numbersといいます。最初の数字が何階を示しています。この例だと1階ということが分かります。次の数字がその階でのアパートメント番号になります。よって、1階の2番目の部屋ということになります。
通りの名前に番号がつくことがある
全ての通りに名前がついているのですが、さすがにネタが尽きるのでしょう。同じ通りの名前に番号を付けて違いを出しているところがよくあります。Ang Mo Kioとかだと、Ang Mo Kio Avenue 8や、Ang Mo Kio Street 41とかばかりで、住所を言われただけだとどこか分からないような場所もあります。
Lorongが付く通り
Lorongはマレー語で路地、小道といった意味です。インドネシア語でも同じ意味です。シンガポールにはマレー語を使った住所が多いのですね。
Lorongも略があり、Lorになります。町で見る通りの表記にはRdやAveなど略語が多く使われます。
Toa PayohとかGeylangとかにLorongが多いですが、全然小道と路地とかでなくて、普通の通りが多い気がします。Lor 1 Toa Payohのように、ここにも数字で通りを区別します。
Jalanは道という意味
Jalan BesarのJalanはマレー語で道という意味です。Jalanは略すとJlnです。Jalanは名前の前につきますので、他のRoadとかStreetとかと順番が違いますが、意味は一緒です。
郵便番号の前にSingaporeと書く
郵便番号の前に必ずSingaporeと付けます。付けなくて手紙は届くのですが、そう決まっています。一応SentosaとかUbinとか他の島もありますし。
郵便番号について
郵便番号は6桁の数字です。この郵便番号を見ると建物まで特定することができます。
最初の2桁はセクターを表していて、地域が分かります。例えば、24だとRiver Valleyだなというのが分かります。
三番目の数字は通りを表しています。River Valleyの8番だとRiver Valley Roadということが分かります。
最後の3桁は、ブロック番号が入ります。短い通りだと、3番目4番目が通りで、最後の二桁がブロック番号というのもあります。これを知っていれば自分の近所の郵便番号だと調べなくても分かりますね。
コメント
初めまして、お忙しいところ失礼いたします。
ブログを拝読させていただいております、和泉と申します。
2つほど質問させていただきたいことがございます。
①シンガポールで従業員のCPF(中央年金基金)に月々拠出する金額の基準はあるのか。行うべき手続きについてどのようなことが必要なのか。
②従業員に対して支払うAWSとはボーナスと同義なものなのか。これは支払わねばならないものなのか。
もしご存じでしたら教えていただきたいです。
ご多忙のところ失礼いたしますが、
よろしくお願いいたします。
和泉さん、ブログを読んでいただきありがとうございます。
申し訳ありませんが、私はこういったことは専門ではないので、
会計事務所などに相談しては如何でしょうか。
よろしくお願いいたします。