仕事をしていれば、海外からのお客さんが来たり、海外出張に行ったりと、駐在員でなくとも英語は今や必須のスキルとなっています。今まで英語は机の上だけで勉強してきたくらいで喋る機会がほとんどなかった人の場合、ちょっとした会話でさえ難しく思うことでしょう。
でも英会話の勉強をしなくてはいけないのは分かるのですが、仕事をしていれば勉強する時間はあまりありませんので、効率的にスキルを上げたいですよね。
即座に適切に端的に
言いたいことがあって、それを英語に訳そうとして、これをどういう構文でどういった単語が適切でとか都度考えながら喋っていたのでは間に合いません。変な間ができてしまうし、そもそも相手も待ってくれなかったりします。そうなるくらいだったら極端に言えば単語だけでよいし、難しい言い回しとか正確な文法なんか必要なくてまず何かを発する必要があります。
ビジネスの場面で流暢さとは、丁寧すぎて冗長な言い回しをすることではなくて、即座に適切に端的に伝えることです。
パワーワードとパワーフレーズを覚える
日本人の英語を聞く機会はいっぱいありますが、本当に少ないフレーズだけで流暢に話している方々がいます。その人のパターンというのが出来上がっていて、それを使いまわしているだけだなと気づきます。でも即座に適切に端的に意思疎通できていたりします。
この域に達するには、英語はパワーワードとパワーフレーズを覚えることです。文法などの知識を身につける前にこれらを覚えてしまうのはありだと思います。おすすめの本は「英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]」です。
私もこの本を10年以上前に買いましたが、最低限というかちょっと足りないかな思います。でもパレートの法則的にこれで十分だし、この最低限が英語に不慣れな方にはちょうどよいと思います。よくできた本だと思います。ここにあるものだけでも即座に使えるようになると大分違うはずです。
ビジネスに絞る
英語をビジネスで使うということに絞って考えると、習得しなくてはいけない範囲がかなり狭めることができます。一般的な日常会話の勉強はしなくて、まずはビジネス英語だけを勉強するのが良いと思います。不要なところは潔く捨てることが大事です。
また自分の業界の単語は覚えましょう。これは逆に普通の教材にはありませんので、仕事をしながら覚えていきましょう。
使わないと覚えない
「道具としての英語」は本当に使わないと覚えられません。頭の中でシミュレーションしているだけでは絶対にダメです。実践が一番良いですが、実践する機会が少ないのであれば、英会話教室も必要だと思います。
英会話教室の問題点は、仕事をしながら通いづらいことです。英会話教室はスケジュールが自在に変更可能なものが多いですが、スケジュール調整しているだけでも大変だったりします。最近はオンラインの英会話教室もあって、レアジョブ英会話は安くて便利だと思います。もちろん海外からも利用できますしおすすめです。
でも基礎力が大事
まずは最低限パワーワードとパワーフレーズを覚えてから英会話教室に通うとよいと思います。パワーワードもパワーフレーズも覚えずに英会話教室に通うのはお金と時間の無駄です。まずは机の上である程度覚えこんでから英会話教室に通いましょう。使っていくうちに完璧に覚えられます。
でも英語は結局基礎力が大事で、豊富な語彙や構文を自在に使いこなせるようになるには「学習としての英語」が必要です。学習を継続しながら、英会話教室などで「道具としての英語」を並行して鍛えることで会話力は上がっていくと思います。
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