シンガポールのヘイズについて

生活
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マレー半島にもアブラヤシのプランテーションって至る所にあるのですが、開拓するためには野焼きをします。インドネシアは今でもこれを結構やっています。野焼きをする時期は乾季になってからで、4月ごろからスタートして、乾季が終わる10月ごろまで続きます。この煙がヘイズ(Haze)になってスマトラ島からシンガポールにもやってきます。

アブラヤシからとれるパーム油は最近では生活に欠かせないもので一大産業ですから、野焼きをやめさせるのはかなり難しいことです。なので毎年毎年ヘイズがやってきます。

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PSI

問題はどれくらいヘイズがひどいのかです。ちょっと遠くをみるとなんか霞んでいる程度のものであればあまり気が付かないのですが、通りの向こうがよく見えないくらい真っ白になって臭いもかなりひどいのであれば健康に影響を及ぼします。

この度合いを表すのがPSI(Pollutant Standards Index)で、ニュースや会話にも頻繁に出てきます。日本とかでも使うPM2.5はシンガポールでも使わなくはないのですが、PSIのほうが浸透しています。

ただPSIは通常24時間の平均です。でも実際のヘイズには波があるので、実際はかなり真っ白なんだけどというときも大したPSIでない場合もあったりします。そういったときは1時間のPSIであったり、PM2.5は1時間なのでそっちを参考にしたりします。明日の予報は24時間のものですね。

PSIと健康勧告

国からPSIと健康に関する目安が出ていて、PSIの値によっては学校での授業とかにも影響があったり、300を超えてくると会社にも出社しなくてよくなったりします。

PSI健康な人老人・妊婦・子供慢性肺疾患・心臓病患者
0-50 良好平常通り平常通り平常通り
51-100 まずまず平常通り平常通り平常通り
101-200 健康に害がある長時間や激しい野外での運動を減らす長時間や激しい野外での運動を極力減らす長時間や激しい野外での運動を避ける
201-300 かなり健康に害がある長時間や激しい野外での運動を避ける外出を極力しない外出を避ける
301- 有害外出を極力しない外出を避ける外出を避ける

PSIをチェックする

PSIはニュースとかでもやるし、NEAのホームページとかからも見ることができます。東西南北中央の地域ごとに出ています。でも一番便利なのはやっぱりアプリですね。以前紹介したSingapore Rain Mapでもチェックできますが、やはり専用のアプリの方が細かくて良いです。

Singapore Rain Mapの使い方
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私が愛用しているのは、SG Airです。PM2.5もありますしデータが細かくて、プッシュ通知してくれるしおすすめです。

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