シンガポールの気候は東京の8月とは全然違う

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旅行本などによると東京のデータとシンガポールのデータを重ねて見せて、シンガポールの気候は一年を通じて東京の8月の気温・湿度とほぼ同じとのことですが、データだけをみるとそうなのかもしれないですが、実際の体感からするとかなり違うと思います。

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東京の8月のイメージ

東京の8月と言えば地獄のような暑さということは世界的に有名で、私の周りのシンガポーリアンも8月に東京なんて行きたくないと口を揃えて言います。私も色々な国に行ったことがありますが、ちょっとした砂漠よりも東京の8月の方がはるかに過酷と感じます。

海も川もあってか湿度がずっと高くて、地面はアスファルトとコンクリートに覆われているのでヒートアイランド現象で夜も暑くて、建物が密集しすぎて風が通らないし、風が吹けばフェーン現象の熱風だし、実際の体感温度は公園の中に設置された百葉箱の中と比べるとかなり暑くなるのかなと思います。

シンガポールの気候

気温について

気温は確かに高くて、特に4, 5月くらいは外を100mも歩きたくないくらい暑い日もあります。でも風が吹く日は海からの冷たい風が涼しく非常に心地よいです。建物が密集していないし、緑が豊富なことも手伝って涼しい風が吹き抜けます。

東京の夏空は雲が少なく太陽がギラギラしていますが、シンガポールはどんより雲で覆われた空がほとんどで、雲一つない晴天の日なんてほとんどありません。雲に遮られるので日差しが強すぎることもあまりないし、太陽が出ていても街路樹が日陰を作ってくれて外を長時間歩くこともできてしまいます。

もしも旅行や出張でシンガポールに来られるのであれば、長袖の服を必ず持ってきてください。屋内や移動中の乗り物の中はエアコンが半端なく効いていますので、長時間エアコンが効いた所にいるのであれば上着も必要です。こんな状況なので外でも長袖のシャツを着ている人も多いです。南国だから薄着でと思っていると痛い目に会います。

湿度について

湿度はもちろん高くて、チャンギ空港で乾燥した機内から出た時のあの湿度の感じ方は独特なものがあります。冷静に考えるとあれでも一応室内で、シンガポールはエアコンが効いていますが、除湿機能が弱いのか室内でもかなり湿気を感じます。それだけ外の湿気が強いということかもしれません。

ただ湿気は朝方は確かに高いですが、夕方はあまり湿気を感じません。それもあって日本の蒸し暑いビヤガーデンで飲むビールよりも、ハッピーアワーの時間帯に風を浴びながら外で飲むビールのほうがおいしく感じます。

雨について

根本的に全然違うのが雨でしょう。日本だと雨がいったん降りだすとなかなかやまないことが多いですが、シンガポールで雨が降り始めても大抵は一時間もするとやみます。シンガポール全土で雨が降るようなことも少なく、局地的なものがほとんどです。なのでアプリなどを見ながら雲の動きを確認して雨宿りをしてやり過ごしたりしますね。

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11月から2月が雨季ということらしいですが、雨季と乾季の差はあまりないです。ちょっと雨の頻度が上がる程度です。なので実際だれも気にしていません。所詮雨が降らない日はあまりないですから。でも2014年に干ばつがあって、緑が豊富なシンガポールが茶色になりましたね。

降る量は日本でも最近ゲリラ豪雨とか言われてレベルが上がってきましたが、同じくらいでしょうか。本家は熱帯モンスーン気候のスコールだとおもいますが。このときは傘も意味をなさないし道路も川のようなので、短パンにビーサンでないなら諦めて雨宿りですね。

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