ジカ熱シンガポールで感染広がる

生活
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ジカ熱はデング熱と同様に蚊を媒介にして感染が広がりますが、今現在シンガポールでジカウイルスの感染が広がっています。中南米への渡航履歴が無い人も感染していますので、シンガポール国内でジカウイルスを持った蚊がいるということです。シンガポールに蚊はどこにでもいますので、デング熱同様に注意が必要です。

デング熱に注意
The Straits Timesによると昨年は11,286件だったデング熱の被害は、今年7ヵ月だけで10,137件、しかも先週は224件とここ最近200件越えの週が続いています。今しばらくは極力蚊に刺されないように注意すべきだと思います。...

ジカウイルスに感染しても8割りの人は症状が出ません。2割りの人に蚊に刺されてから2-7日間後に症状が出ます。症状としては、発熱(ほとんどの場合微熱)、発疹、結膜充血、関節痛、頭痛などです。重症化はせずに症状も軽いので気が付かない可能性もあります。発症して4-7日間後には症状は改善されていきます。

ジカウイルスを直接治療する薬はありませんし、予防するワクチンもありません。でも症状は軽いですから、特別な治療をしなくても治ってしまいます。

ジカ熱が問題視されているのは、ジカウイルスが流行したときに小頭症の子供が多く生まれたこともあり、小頭症との関連性が強く疑われているからだと思います。厚生労働省は「妊娠中にジカウイルス感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。」と注意喚起しています。

また最近稀ですがギラン・バレー症候群という手足などの麻痺を起こす神経疾患と合併症を引き起こすとも言われています。症状は軽いので軽視しがちですが、小頭症の影響で世界的な脅威となっています。感染が広がらないよう極力蚊に刺されないよう注意すべきです。

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